高齢化社会のバリアフリー

「高齢化社会」「高齢社会」、「超高齢社会」という言葉の定義について少し。

 

「高齢化社会」とは、人口に占める65歳以上の高齢者の割合が7%を超えた状態。

「高齢社会」とは、上記の割合が14%を超えた状態。

「超高齢社会」とは、同じく高齢化率が21%を超えた状態のこと。

 

日本では、1970年に「高齢化社会」に突入、

わずか24年後の1994年には「高齢社会」に。

そしてその13年後の2007年には「超高齢社会」を迎えることになりました。

 

現在日本は、高齢化率28.1%でダントツ世界1位。

2位がイタリアの23.3%

3位は21.9%のポルトガル。(総務省データ2018年)

 

「超高齢化社会」の次はどういった名前になるのかわかりませんが。

(「超」ってつけちゃったからね、それ以上は超超超超・・・って感じですかね。(^^; そんなこと無いですね。)

いずれにせよ、建築業界としては高齢者に対応した、本当の意味でのバリアフリー(物理的、精神的な障害を取り除く)の考え方と、しっかりとした施工技術(安全性、耐久性)が必要になりますね。

もちろんデザインセンスも大事です!

ということで、弊社のバリアフリー工事の施工例をご紹介。

ビフォア

アフター

 

玄関に手すりを設置。上がり口には横だけでなく縦の手すりがあると、立ち上がる際に力が入りやすいです。

 

ビフォア

ビフォア

アフター

リビング・寝室からトイレ・玄関までの動線に、切れ目なく手すりを設置。

手すりに服が引っかからないよう、端部は壁に納まる仕様になっています。

ビフォア

 

 

アフター

 

廊下の幅に余裕があれば、両側に設置も有効です。

 

今回は施主様のお体の状態から、結構な数の手すりを設置しましたが、たくさんつければ良いってものではなく、

「必要なところに必要な分だけ」

ということが大切ですね。

 

 

今回は手すり設置、ホール編。

次回は水廻り編です。

 

 

サイトウでした。